「氣」とは─生命を動かす根源のエネルギー

「氣(き)」とは、万物に宿る生命エネルギーです。その中でも、とりわけ“生き物”が発する氣は非常に強力で、人の生命活動を支える根本的な力となっています。

人は、草花や森林、土の中の微生物などが放つ微細なエネルギー「精(せい)」や「精気」を、体の基部にある第1チャクラ(会陰部)を通じて取り込みます。この「精」は「気脈」を通って第2チャクラ(丹田)に送られ、そこで精製・圧縮され、はじめて「生命エネルギー=氣」として使える状態になるのです。

◆「氣」は健康の要

氣は、身体の健康を保つうえで欠かせないものです。
身体に異変が起こると、氣は自然とその部位に集まり、修復を促します。このとき氣が神経系に作用し、「痛み」として感じられることもあります。しかし、その状態が長く続くと「氣の流れ」が滞り、いわゆる「氣が詰まる」状態になります。空気や水、血液と同じように、氣も「新鮮な循環」を保つことが大切なのです。

◆「氣」と心の関係

氣は身体だけでなく、精神にも深く関わっています。日本語には「気」という言葉が多くあり、「気持ち」や「気分」はまさに「氣の状態」を表しています。たとえば、落ち込めば「気が沈む」、興奮しすぎれば「気が上がる」。心の在り方によって、氣の流れは変化するのです。草花など自然界の氣は、感情を持たないために滑らかですが、人の氣は感情の波によって揺れ動きます。
そこに“今の心”が乗ったもの─それが「念」です。人はこの「氣」に「心(意識)」を乗せることで、エネルギーを圧倒的に高めることができます。

◆「氣」は人生を変える力

生命とは、身体・精神・氣が絶えず循環することによって保たれています。どれか一つが滞ると、他も不調をきたし、心身の活力が低下します。逆に、氣を鍛え整えることで、肉体と精神はともに強くなります。精神が強くなれば、心が安定し、態度が変わります。態度が変われば行動が変わり、行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わり、人格が変われば運命が変わる──。つまり、「氣の強化」とは人生を自らの力で制御する技術なのです。

◆古代から続く氣の秘術

今からおよそ三千年以上前、インドや中国では「氣」の開発・強化・制御を目的とした修行法が生まれました。それが、インドの「ヨーガ」や中国の「練功法(れんこうほう)」です。どちらも、人が本来持つ氣の潜在力を引き出すために体系化された、叡智の結晶です。

古式マスターヨーガ武当派太極内丹法は、この氣の開発・強化・制御に特化した実践体系です。間接的な手法とは異なり、「最短で」「確実に」氣を体得できるよう設計されています。

氣をまとう感覚、氣を操る力──。あなた自身の中に眠る“生命の根源エネルギー”を、ぜひ体感してください。

「気脈」とは─氣が流れる道

「氣(き)」が体の中を流れる通り道を、中国では「気脈(きみゃく)」、インドでは「ナーディ」と呼びます。これらは「氣の経路」を指し、インドのヨーガでも、中国の内丹法でも、共通の理解を持っています。体の中心には、氣の流れを司るいくつかの主要経管があります。前面を流れるのが「任脈(にんみゃく/ウマ)」、背面を流れるのが「督脈(とくみゃく/アバドゥーティ)」、それらを螺旋のように結ぶ左右の管が「キャンマ」「ロマ」と呼ばれます。さらに、頭部に伸びる主経管を「衝脈(しょうみゃく)」といいます。これらの主要な気脈から、体のすみずみに向かって細かな分岐が広がっており、その数はおよそ7,000本にも及ぶと言われます。

◆チャクラと気脈の関係

氣の発生装置ともいえる7つのチャクラは、この任脈上に並んでいます。それぞれのチャクラは、縦に流れる任脈から“T字”に枝分かれした小さな管の中に「円錐状」に存在しており、氣の圧力が加わると風車のように回転します。この回転によって氣が発生し、身体の内と外に循環が生まれます。「古式マスターヨーガ」や「武当派太極内丹法」では、氣の圧力(内圧)を高めることで気脈を拡張し、より大量の氣を自在に扱えるようにしていきます。これが、生命力と精神力を高めるための実践的な訓練法なのです。

「気脈の詰まり」とは─心の成長とともに生まれるもの

気脈の“詰まり”は、インドでも中国でもほぼ同じように理解されています。実は、大人の気脈はほとんどが詰まっており、子どもの気脈は開いていると言われています。

その理由は、「氣の質」にあります。人は生まれる前──まだ「あの世」にいる段階では、「先天の氣」と呼ばれる純粋で明るい“陽の氣”をまとっています。この氣は無垢で疑いがなく、母親の健康を守るように働きながら、幼少期には自然と外へ放出されています。ところが、4〜5歳ごろになると「自我」が芽生え、「記憶」や「エゴ(自己中心の意識)」が生まれます。「お母さんに○○してもらった」「○○された」などの“自分を基点とした経験”が積み重なることで、氣の流れは徐々に濁り、詰まり始めます。これが「気脈の詰まり」の始まりです。

成長するにつれて、言葉を覚え、理屈で物事を考えるようになり、世界への“疑い”を持つようになります。この「疑う心」もまた、氣の純度を下げる要因ですが、同時に“この世”で生きるために必要な防御でもあります。なぜなら、この現実世界は必ずしも正しさだけが通る場ではなく、時に不条理さや矛盾に満ちているからです。

つまり、「気脈の詰まり」は、魂が現実社会に適応するための準備過程でもあるのです。しかし、大人になっても詰まりを放置したままでは、氣の流れが滞り、心身の不調やエネルギーの低下を招きます。そこで「氣の修練」によって再び流れを開き、子どものような純粋でしなやかな氣の循環を取り戻していくことが大切なのです。

◆気脈を整えるということ

「氣」は、体と心、そして魂の橋渡しをするエネルギーです。気脈を整えることは、単なる“健康法”ではなく、心の純化とエネルギーの再生そのもの。詰まりを解き、氣の流れを回復させることで、人は再び“本来の自分”へと戻っていくのです。

チャクラとは?

チャクラは、私たちの身体の中に存在する「生命エネルギー=氣」の出入口であり、体と心をつなぐ“エネルギーセンター”です。
サンスクリット語で「車輪」を意味し、7つのチャクラが体の中心線上に並び、回転することで生命力を循環させています。

この7つのチャクラは、それぞれが身体の機能・感情・意識と密接につながっています。
呼吸法や瞑想によってチャクラを活性化させることで、本来の力が目覚め、心身のバランスが整い、氣の流れがスムーズになります。

第1チャクラ(尾骶骨・会陰)|生命力と安定の源

地のエネルギーを取り込み、生きるための「根」を作るチャクラ。早朝の瞑想が特に効果的で、大地から立ち上る生命の氣を体で感じることで、生命力が満ちていきます。心身の安定・グラウンディング・生命力アップに最適です。

第2チャクラ(下丹田)|氣力と意志の中心

「腹が座る」という言葉の通り、強い意志と精神力を育てるチャクラ。正しい呼吸法と氣の通りを整えることで、内側からエネルギーが溢れ出し、心と体に芯が通ります。意志の強化・感情の安定・内臓機能のサポート。

第3チャクラ(太陽神経叢)|個性と自己表現

自分らしさや感情のコントロールを司るチャクラ。呼吸法により、このチャクラが活性化すると、感情の波を中和し、冷静に物事を判断できるようになります。 自信・前向きな行動・ストレス耐性の向上。

第4チャクラ(ハート・みぞおち)|魂と感情の中心

「胸が痛む」「胸が高鳴る」──そんな感情を感じる場所です。ここは“魂の座”とも呼ばれ、愛や共感、思いやりの源。感情を中和し、心を開くことで、内なる平穏と他者との調和が生まれます。
愛・共感・人間関係の癒し・直感力の開花。

第5チャクラ(喉)|真実の言葉と生き方

自分の思いや真実を「言葉」として表現する力を司るチャクラ。過去のわだかまりや恨みを手放し、心からの声を発することで、次の霊的成長へと進む準備が整います。自己表現・信頼関係・生き方の再構築。

第6チャクラ(額・第三の目)|洞察と直感

「第3の目」と呼ばれ、直感や洞察力を司るチャクラ。覚醒すると五感が研ぎ澄まされ、第六感(勘)が確信へと変わります。過去・現在・未来のつながりを見通す力が育ち、真理を見抜く知恵が芽生えます。直感力・集中力・ビジョンの明確化。

第7チャクラ(頭頂・百会)|霊性と悟り

頭頂部より少し後ろにある、最も高次のチャクラ。宇宙意識とつながり、あらゆる理(ことわり)を理解する“悟りのチャクラ”です。禅や深い瞑想によって開かれ、魂の成長や気づきをもたらします。精神の覚醒・宇宙との調和・魂の統合。

◆チャクラの発達と修行の道

第1~5チャクラは「自己」を整えるためのステージ。ここを安定させることで、6番・7番という霊的領域へと進む準備が整います。上位チャクラを活かすには、下位チャクラの支えが不可欠です。つまり、「地に根ざして天とつながる」ことが、真の覚醒の道なのです。

◆古式マスターヨーガの教え

三千年以上続く古式マスターヨーガの技術を正統に受け継ぎ、各チャクラを安全かつ確実に開発する方法を伝授しています。日本で唯一、体系的に“氣と呼吸とチャクラ”を学べる場として、多くの方が心身の変化と霊的成長を体験されています。