古式マスターヨーガや武当派太極内丹法では、呼吸は「氣」を生み出し、身体と心を整える最も基本的で重要な行法です。主に「練氣法(れんきほう)」と「調息法(ちょうそくほう)」の2つがあり、それぞれ役割が異なります。

練氣法(れんきほう)

氣を「発生」させるための呼吸法です。
代表的なものに、武息(ぶそく)・半文息(はんぶんそく)・武火(ぶか) があります。
7つのチャクラを呼吸により順に回し、体内に氣を生み出していきます。

呼吸の仕方は、チャクラの位置によって異なります。
一般的な練氣法の武息は、

  1. 肺にしっかりと空気を吸い込み、
  2. 横隔膜を持ち上げ、3〜5秒ほど息を止める(止息=クンバカ)
  3. その後、ゆっくりと息を吐き出します。

この一連の呼吸によって「氣」が体内で生成され、全身を巡り始めます。

調息法(ちょうそくほう)

氣を「動かし」「整える」ための呼吸法です。
練氣法で発生した氣を、頭部に上げたり、下半身に下ろしたりして流れを調整します。

代表的な方法には、進陽火(しんようか)・退隠符(たいいんふう)・頭頂開調息(とうちょうかいちょうそく) があります。

発生直後の氣は勢いが強く、波のように荒々しい状態です。
調息法では、その氣を静かに沈め、心の状態を穏やかに整えることを目的とします。

止息(息を止める動作)は使わず、呼吸を自然に続けながら氣を導きます。
たとえば、頭部に溜まった氣を抜く調息法では、

  1. ゆっくり息を吸い、止めずに吐き出しながら、
  2. 目を閉じて眼球を上に引き上げるように意識します。

これにより、頭頂部(第7チャクラ・百会)から氣が自然に放出され、頭がすっきりと軽くなります。

練氣と調息の関係

「練氣法」で氣を生み出し、「調息法」で氣を整える。
この2つはセットで行うことで、心身が安定し、深い瞑想状態やチャクラの活性化へとつながります。